Jung_Brass_Collectionの日記

古き良きブラスアンサンブルの魅力を伝えたく、楽曲をアレンジし紹介させていただきます。特に、若い世代の方にはこのような素晴らしい楽曲があったんだと認識いただき、アラフォー以上の世代の方は学生時代を懐かしんでいただければ嬉しいです。それと、趣味のトランペットに纏わるアレコレも徒然なるままに。

【ラッパの吹き方考察】アンブシュアについて(1)過去のセッティングの反省

ラッパを吹く時に一番初めに習うことといえばアンブシュア。つまり口の形。調べてみるとスマイルタイプ、パッカータイプ、マジオ、スーパーチョップスなど様々なスタイルがある。また、マウスピースを上下で上寄りにセッティングするか、真ん中か下寄りか、とか左右ではどうかと、考え出したらキリがない。

僕が学生時代に先輩から習ったことは、Mという口の形を作ってマウスピースを当てて口角を左右にひいて固定する。アゴも猪木のようにって感じ。いわゆるスマイルタイプになるのかな。こう習ってから、ず~っとこのセッティングでやってきたけれど、、、今は真逆のセッティングに変えることによって、今まで悩んできたことが解決できてきています。

では、何に悩んできたのか。

それは持久力がないこと。一曲、最初から最後まで吹き切ったことがなかったんです。絶対に途中どこかで(しかも何度も)休まないと吹けない。幸い、これまで大きな編成の吹奏楽を中心にやってきているので、同じパートに複数名いるから、隣の人にココ休むからよろしく!ってお願いして、だましだましやってきた。

ところが!!オーケストラを始めると、1パート1人。吹奏楽に比べて吹くところは少ないものの、このままではマズイと研究を始めた次第。

それまでは、アンブシュアの研究もしたことがあったけれど、ハイトーンがどうしたら出るだろうということが主眼になって、マジオとかスーパーチョップスとかやってみたけれど、これらは自分には合わず、エリックさんみたいに吹くのは夢のまた夢だなぁと諦めて元のスマイルタイプに戻ること度々。まぁ、アンブシュアを変えただけでハイトーンが出るようになる訳ではないことは百も承知だけど。

話が逸れてしまいました。そう、持久力をどう克服するかが命題。口が疲れるのは何故かって考えたら、スマイルタイプだと口輪筋(唇の周りの筋肉)が引っ張られて薄くなって筋力として機能していないんじゃないかと考察してみる。では、筋力を機能させるためには筋肉をマウスピースを当てる部分に集めクッションのようにさせればいいのでは。つまりはパッカータイプかと試してみることに。

パッカータイプとは、一番分かりやす表現は、アダム・ラッパ氏の「上下の唇を中心に向かって力を加えつつ前に突き出す形」として、チンパンジーが唇を突き出している写真を載せていた。これだと確かに筋肉は唇の中心に集まりクッションの役割を果たすので理にかなっていると得心。

しかし、やってみるとバテなさそうだけれど何だかしっくりこない。唇もあまり振動しなくなったし、柔軟性もなくなってリップスラーもできない。これは時間をかけて慣れるまで我慢かと1週間ほど毎日やってみたけれど、どうも上手くいかない。今、思い返せばチンパンジーの写真を意識しすぎて突き出し過ぎていたんだなぁと反省。でも、考え方の方向性は合っている!

 

なかなか、文字や写真で理解するのは難しいですね。過ぎたるは及ばざるが如し。本来であれば先生と呼ばれる方に指導いただくことが一番なのだろうけれど、何故か、ネットに溢れる情報の中から答えを探し出そうと遠回りをしてしまっています。これを見ていただいている方も、受け取り方によっては誤った方向に行ってしまうので、あくまで僕の体験談ということで、参考になることがあればご利用くださいというスタンスでお読みいただけると幸いです。

 

今日はアダム・ラッパ氏の演奏動画を。このような童謡でも震えるくらい感動的!


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