【楽譜出版】Canzon septimi toni No.1(第七旋法による八声のカンツォン 第1番) / Giovanni Gabrieli (ガブリエリ)
表題の楽曲をトランペット・トロンボーン八重奏版でアレンジをし、ミュージック・ベルズさんより出版いただきました。
この楽曲も一つ前にご紹介した第七旋法による八声のカンツォン 第2番と同様にかつてアンサンブルコンテストで大流行しました。音域もあまり高すぎず、かつ非常にメロディックで和声が美しい曲で、是非取り組んでいただきたい楽曲です。勿論、この曲も全国大会でよく聴くことができました。
【参考音源】
◆トランペット・トロンボーン八重奏版(私がアレンジしたMIDI音源)
◆淀川工業高等学校(1989年のアンサンブルコンテスト全国大会にて:金賞)
私が高校生の時に初めてアンサンブルコンテスト 関西大会で聴いたのですが、演奏はあの淀工!最初のトランペットのE♭の音色に痺れました。そして美しくも力強いハーモニーと流れるメロディライン、これが超一流の演奏か!と驚愕したことを今でも鮮明に覚えています。その演奏がニコニコ動画に上がっていました。録音の状態も悪く、古い音源で、何より生演奏ではないので、その時の感動は伝わらないかもしれませんが、それでも凄い演奏というのがよく分かります。
https://nico.ms/sm8461862 (クリックしてどうぞ)
◆光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部(2016年のアンサンブルコンテスト全国大会演奏曲目)
全国大会演奏曲を定期演奏会で演奏した時のレコーディング。なんと柔らかく美しく軽やかなアンサンブル。淀工とは真逆のスタイルで同じ曲でもこれほど違うのかと面白いですね。個人的にはこちらの演奏の方が好みかなぁ。今の高校生って、本当に素晴らしい演奏をされるんですね。
◆イーストマン・ウィンドアンサンブル
イーストマンもこの曲を録音しているんですね。やはり一流のプロ。美しく余裕がある。そして音楽表現も一線を画す。この楽曲の多くの可能性を感じさせてくれる演奏です。