【ラッパの吹き方考察】アンブシュアについて(2)新たなセッティングでリセット
パッカータイプという微かな光が少し見えてきたけれど研究はずっと続きます。そして漸く見えた本当の光が木本大さんのYoutube動画。「トランペット4オクターブ奏法の原理」という凄いタイトル。これをマスターすればペダルからDoubelHiまで4オクターブ吹けるらしい。。。。ほんまかいな。。と、物は試しに視聴。70歳を過ぎた白髪の方が説明している。説明というか、彼の人生の物語が続くような。若い頃にヨーロッパに飛んでジャズの道を歩まれてきたそうで。なかなか面白い話。しかも、この後、続編の動画がいくつかあって、へぇ~、こんな人生もあるんだなぁって、ついつい聞き入ってしまう。
って、どこが4オクターブも出せる原理やねん!ってツッコミを入れたくなるような動画だけれども、08:30~15:00くらいのところが一番のエッセンス。アダム・ラッパ氏のパッカータイプの説明をより嚙み砕いて説明してくれています。要点は
◆口は絶対に横に引かないこと!=スマイルタイプはNG
◆唇の形はフゥ~とロウソクの火を消すような形
◆アパチュア(アンブシュアを作った時の息の通り道)は高音にいけばいくほど小さく
◆マウスピースの反対側を咥えてフゥ~っと息を出す練習をするとよい。
◆唇は真ん中に集めるつもりで
◆中低音をしつこく練習。高音はその先にあるので後でいくらでも出る。
※動画を見続けていると、部分部分で大切なエッセンスがちりばめられていますので、最後まで、何度も見ることをお勧めします。
なるほど。アダム・ラッパ氏の理論と同じようで、とても具体的に、かつ動画で説明してくれているので、より分かりやすい。やっぱり方向性は合っていたんだ!と、早速真似をして吹いてみたら、ビギナーズラックか、いきなりHiGくらいまで出て驚いた(本当にビギナーズラックで、翌日からはそんな音鳴らなかったけど)。ということで、木本大氏の理論を信じて今に至っています。
スマイルからパッカーへの変更。唇の振動する部分も変われば、マウスピースがあたる部分も変わるし、違和感がいっぱい。だけど、何故か、これは絶対に間違いがないっていう根拠のない自信が生まれ、それを信じて毎日コツコツとロングトーンやその他基礎練習を続けて、まず慣れることからスタート。3か月位経った頃に漸く曲もそれなりに吹け、ゆっくりと丁寧に吹けば、最初から最後まで休まずに吹ける。もう目標達成じゃないですか!しかし、インテンポで吹くと、楽譜に噛り付き以前の吹き方に戻ってしまう。まだまだ修行ですな。これでは目標達成とは言い難く、自分のモノになるようにコツコツと練習を重ねている状況です。
はい、ということで、アンブシュアは木本式でいくことに決定です。スマイルからパッカーにリセット!しかし、アンブシュアを変えるだけでは解決にはなりません。次は息の吐き方について考察を進めてみたいと思います。
◆木本氏の動画です。僕はこの動画で救われました。結構有名になってるようで、今、久しぶりに見たら、再生回数が6万回を超えている!楽器のHow To系の動画としてはかなりの再生回数じゃないでしょうか。